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3Dプリンターを買う前の私は、もっと「何でも自由に作れる機械」だと思っていました。欲しい収納も、便利グッズも、ちょっとしたインテリアも。自分でデータを作ってしまえば何でも作れるし、うまくいけば商品を作って物販までできるんじゃないか。

そんな夢を見て、私はCrealityの「K2 Pro」という3Dプリンターを購入しました。実際に使い始めてみると、想像以上に簡単だったこともあれば、「そうか。3Dプリンターって、そういう機械なのか!」と、使って初めて理解したこともたくさんありました。

今回は細かな設定方法ではなく、3Dプリンター初心者だった私が「始める前に、この全体像を知っておきたかった!」と思ったことを5つまとめます。これから3Dプリンターを始めたい人や、「興味はあるけど私にも使える?」と思っている人の参考になれば嬉しいです。

私が購入したのは、Crealityの「K2 Pro」。Amazonで購入して、今も自宅で生活用品や小物の造形に使っています。

この記事では機種そのものの詳しいレビューや比較はしませんが、少なくとも私の場合は、3Dプリンター未経験の状態からスタートして実際に造形を楽しめています。「まず1台試してみたい」という初めての人にも、私は選んでよかったと思っています。

Creality

Creality K2 Pro

私が初めての1台に選んだ3Dプリンター。3Dプリンター未経験からスタートして、購入当日に最初の造形まで出力できました。「まず1台試してみたい」という人に。

  • 未経験からでも当日に造形できた
  • 生活用品や小物の造形に日常的に使えている
  • 初めての3Dプリンターとして選んでよかった一台
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では、ここから実際に使って分かったことを紹介します。

1.3Dプリンターは「何でも自由に作れる魔法の箱」ではなかった

買う前の私は、3Dデータさえ作れば、かなり自由にどんな形でも作れると思っていました。でも当然ながら、3Dプリンターも「プリンター」です。

私が使っているタイプでは、溶かしたフィラメントを下から上へ少しずつ積み重ねながら立体物を作っていきます。つまり、画面上で作れる形と、実際にきれいに印刷できる形は、必ずしも同じではありません。

形によっては、「この向きではきれいに出力しにくいな」「ここは支えが必要だな」と、“どうやって下から積み上げて作るか”まで考える必要があります。私はここが最初の大きなギャップでした。

でも逆にいうと、このルールが分かってくると面白い。何でも無制限に作れるのではなく、3Dプリンターという道具の性質を理解したうえで、作りたい形を実現していく。これが3Dプリントなんだと思います。

2.3Dプリンター初心者でも、始めるだけならずっと簡単だった

ここまで読むと、「やっぱり3Dプリンターって難しいのでは?」と思うかもしれません。でも、とりあえず印刷してみるだけなら、私はかなり簡単だと感じました。

インターネット上には、無料で公開されている3Dプリント用のデータがたくさんあります。代表的なのは Thingiverse・Printables・MakerWorld・Creality Cloud といったサイトで、気になるモデルを無料でダウンロードできます。私も最初は、こうした無料データを使いました。

本体をセットアップして、気になるデータを選び、初めてのプリントへ。購入したその日に、セットアップ後1時間もかからず最初の造形物を出力できました。

「3Dプリンターを使うには、最初から3Dモデリングができないといけない」と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。まず公開されているデータを印刷して遊ぶだけなら、かなりライトに始められます。

3.ただし「モデルを用意したら終わり」ではない

私が始める前にあまりイメージできていなかったのが、出力するときにも考えることがある、ということでした。

代表的なのが「サポート」。浮いている部分や、そのまま積層することが難しい形状などでは、造形物を支えるためのサポートを追加することがあります。ほかにも、プリンターとの接地面をどうするかなど、モデルによって出力方法を調整する場面があります。

そして印刷が終わったあとも、必要に応じてサポートを外したり、バリを取ったりして完成。

私は最初、「作りたい形を決める → データを作る → 印刷する」くらいのイメージだったので、「どう印刷するか」も設計の一部なんだ、というのは、実際に触って初めて分かったことでした。

サポート設定や造形失敗については、それだけでかなり奥が深いので、別の記事で詳しくまとめたいと思います。

4.大量生産する機械というより「自分専用の小物」を作るのが最高

私が3Dプリンターを買った理由のひとつに、「これで商品を作って物販までできるのでは?」という期待がありました。

ところが、実際に印刷してみると、大きな造形物では1個作るだけで10時間前後かかることもあります。もちろん作るものや環境によりますが、家庭用3Dプリンター1台で大きな製品を次々大量生産する、というのは私が当初想像していたほど手軽ではありませんでした。

その代わり、使ってみて感じた大きなメリットがあります。それが「シンデレラフィットの商品を探さなくてよくなったこと」。これ、本当に気持ちいいです。

生活していると、「幅はちょうどいいけど高さが惜しい」「あと5mm小さければここに入るのに」「このケースに、この機能だけ付いていたら完璧なのに」みたいなこと、ありませんか?

今まではAmazonや楽天、100均、ホームセンターなどを探し回って、「一番近いもの」を買っていました。3Dプリンターがあると、それを「じゃあ、ここにピッタリ入るものを作ろう」に変えられます。

寸法を測って、形を考えて、モデリングして。実際に出力したものを置いた瞬間、

ピッタリ!!!!✨

私はこの瞬間が大好きです。商品を探して暮らしを合わせるのではなく、自分の暮らしに合わせて物を作れる。私にとって、3Dプリンター最大の魅力はここでした。

5.「3Dプリンターは難しい?」の答え

3Dプリンターに興味がある人から「初心者でもできる?」と聞かれたら、今の私はこう答えます。モデリングしないなら簡単。モデリングするなら、ちゃんと難易度はある。これが一番分かりやすい境界線だと思います。

公開されているデータを印刷して楽しむだけなら、入口はかなり広いです。かわいい小物や便利グッズなど、気になるデータを見つけて印刷するだけでも十分楽しめます。

一方、「この棚にジャストサイズの収納を作りたい」「自分が考えた便利グッズを作りたい」となると、自分で設計する必要があります。そこからは、単純に縦・横・高さを測ればいいだけではありません。

クリアランスはどれくらい取るのか、開閉したときに別のパーツへぶつからないか、必要な強度はあるか、素材の特徴と合っているか、どの向きで積層するか、どこにサポートを付けるか。考えることはどんどん増えていきます。

私自身もまだまだ勉強中ですが、慣れるまではトライアンドエラーが前提だと思っています。だからこそ、立体構造を考えるのが好き・素材を選ぶのが好き・試して直してまた作るのが苦にならない、そんな人はかなり3Dプリンターに向いていると思います。

SNSみたいな美しい造形は、本当にボタンひとつでできる?

InstagramやTikTokを見ていると、おしゃれな収納用品やインテリア雑貨が3Dプリンターから次々と生まれてきます。見ていると「データさえあれば、ボタンを押すだけでこんなものが作れるんだ!」と思ってしまいます。私も、始める前はかなりそんなイメージを持っていました。

実際、既存データをそのまま印刷するだけなら簡単なケースもあります。でも、自分であれだけ美しい造形を作ろうと思ったら、やっぱり知識も試行錯誤も必要です。

だから私は、「3Dプリンターは簡単だけど、奥が深い」という表現が一番近いと思っています。触り始めるハードルは低い。でも、自分の理想を形にしようとすればするほど、覚えたいことが増えていく。そして私は、その「どうしたら作れる?」と考える時間まで含めて、すっかり楽しんでいます。

まとめ|「欲しいものを探す」から「欲しいものを作る」へ

3Dプリンターを始める前に知っておきたかったことをまとめると、こんな感じです。

  • ・ 何でも無制限に作れるわけではなく、積層造形ならではのルールがある
  • ・ 無料データを使えば、初心者でもかなり気軽に印刷を始められる
  • ・ モデルだけでなく「どう出力するか」まで考える必要がある
  • ・ 大量生産より、自分専用の小物やジャストサイズのものを作るのが楽しい
  • ・ 難易度が大きく変わる境界線は「自分でモデリングするかどうか」

 

私自身、始める前に想像していたことと現実は少し違いました。

でも、「この場所にちょうどいいもの、どこかに売ってないかな?」と探し続けていた生活から、「ないなら、作ればいいじゃん」と考えられるようになったことは、想像以上に大きな変化でした。

無料データを印刷して楽しむところから始めてもいいし、自分で設計する世界に踏み込んでもいい。

興味があるなら、まず一度「自分の家で立体物ができあがっていく体験」をしてみると、3Dプリンターの面白さが一気に分かると思います。

Creality

Creality K2 Pro

私が初めての1台に選んだ3Dプリンター。3Dプリンター未経験からスタートして、購入当日に最初の造形まで出力できました。「まず1台試してみたい」という人に。

  • 未経験からでも当日に造形できた
  • 生活用品や小物の造形に日常的に使えている
  • 初めての3Dプリンターとして選んでよかった一台
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今後は「Fusion360初心者が最初につまずいたこと」「実際に失敗した造形とその原因」「フィラメントってどう選ぶ?」「3Dプリンター初心者が最初にそろえたもの」など、私自身が3Dプリンターを始めて経験したことを、初心者目線で順番にまとめていきます。「私も3Dプリンター始めてみようかな」と思っている人の参考になれば嬉しいです。