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妊娠してマタニティマークをつけるようになったら、電車ではそれなりに席を譲ってもらえるもの。妊娠前の私は、なんとなくそんなイメージを持っていました。でも、実際に妊婦になって電車通勤をしてみると……意外と、席は譲ってもらえません。
私の体感では、席を譲ってもらえたのは10回に1回くらい。
もちろん、だからといって「妊婦が立っているんだから席を譲るべき!」と言いたいわけではありません。座っている人にも、外からは分からない体調や事情があるかもしれないし、そもそもスマホを見ていたらマタニティマークには気づきません。
ただ、働きながら妊娠生活を送ってみて思ったのは、「誰かが席を譲ってくれることを前提に通勤しないほうがいい」ということでした。
他人が席を譲ってくれるかどうかは、自分では変えられません。でも、荷物を軽くしたり、靴を変えたり、暑さや足の疲れへの対策をしたり。自分で変えられる部分は、意外とあります。
この記事では、実際に妊娠中も電車で通勤していた私の体験と、少しでも負担を減らすためにやっていたことを書いてみます。
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Toggle妊婦になって分かった。電車通勤って思っていたよりしんどい
妊娠する前は、電車で立っていることをそこまで大変だと思っていませんでした。多少混んでいても、「まあ数十分だし」と普通に立っていられる。でも、妊娠してからは同じ「立っている」でも、体への負担が全然違いました。
特に印象に残っているのが、妊娠27〜28週くらいの頃。お腹の赤ちゃんも1kg前後になってきて、お腹の存在感がかなり増してきた時期です。その日は暑い朝で、出社のために電車に乗っていました。朝ごはんを食べた直後だったこともあって、ただでさえお腹が苦しい。
そんな状態で立っていたら、だんだん体調がおかしくなってきました。冷や汗が出て、めまいがして、立っているのがしんどい。以前、新幹線で体調を崩したときと似たような感覚で、「これはちょっとまずいかも」と思ったのを覚えています。
妊娠中ずっと電車に乗るたびに具合が悪くなっていたわけではありません。それでも、「昨日は平気だったから、今日も平気」とは限らない。 これが妊娠中の電車移動の難しいところだと思います。
マタニティマークをつけていても、席を譲ってもらえるとは限らない
私の場合、マタニティマークをつけて電車に乗っていても、席を譲ってもらえたのは体感で10回に1回くらいでした。優先席の前に立っていても、特に何も起こらないこともあります。
ある日は、優先席に若い人が3人座っていました。ゲームをしている学生さん、動画を見ている若い女性、iPadを見ている男性。私はマタニティマークをつけた状態で、その前に立っていました。そのうちの一人とは何度か目も合いました。
最寄り駅から目的地まで、約20分ほど乗りっぱなし、それなりの時間があります。でも、席を譲られることはありませんでした。「優先席でも、こんな感じなんだ」と、そのときはちょっと驚きました。
妊娠前の私は、優先席の前に明らかに妊婦さんが立っていたら、誰かが自然と席を譲るものだと思っていたんですよね。実際に自分が妊婦になってみて、その認識は少し変わりました。
「あ、座れる」と思った瞬間、目の前で席を取られたことも
もう一つ、意外とショックだった出来事があります。混んでいる電車の中で、ちょうど目の前の席が空いたときのこと。「あ、座れそう」と思って、その席に向かおうとしたら――横から来た若い男性に、ドンと押しのけられるような形で先に座られてしまいました。
しかも、そのときは他の席もすべて埋まっていました。「じゃあ別の席に座ろう」ができる状況ではなく、本当にそこだけが空いた席。目の前で取られてしまったので、「あ……座りたかった……」と、これは結構ショックでした(笑)。
たぶん妊娠していなかったら、ここまで気にしなかったと思います。でも、体が重くて、足も疲れていて、「やっと座れる」と思ったところだったからこそ、ダメージが大きかった。こういうところにも、妊娠前と妊娠中の違いを感じました。
「気づかなくてごめんなさい」と席を譲ってくれた女性
一方で、今でも覚えている、とても嬉しかった出来事もあります。電車で私の前に座っていた女性が、スマートフォンを見ていました。その方はしばらく私に気づいていなかったのですが、ふと顔を上げたとき、私のマタニティマークが目に入ったようでした。
するとすぐに、「気づかなくてごめんなさい」と言って、席を譲ってくださったんです。しかも、そのときの私は別に体調が悪かったわけではありません。「全然大丈夫ですよ!」と伝えたのですが、それでも「すみません、気づかなくて」と言ってくださいました。
これが、本当にありがたかった。
席に座れたことももちろん嬉しいのですが、それ以上に、「気づいていたら、もっと早く譲ったのに」という気持ちが、その一言から伝わってきたんですよね。
妊婦だから席を譲ってもらって当然、とは思いません。だからこそ、こうして気にかけてもらえたときの優しさは、すごく心に残りました。
席を譲らない人を責めたいわけではない
ここまで書くと、「最近の人は妊婦に席を譲らない!」という話に見えるかもしれませんが、私がこの記事で言いたいのは、そこではありません。席を譲ってほしいと言いたいわけでもありません。電車に座っている人にも、それぞれ事情があります。
仕事でクタクタなのかもしれない。体調が悪いのかもしれない。見た目では分からない病気や障害があるかもしれない。単純にスマホを見ていて、目の前のマタニティマークに気づいていないだけかもしれません。
実際、「気づかなくてごめんなさい」と言ってくれた女性のように、気づけばすぐに席を譲ってくれる人もいます。
だから私は、「妊婦なんだから、周りがもっと配慮して!」と考えるより、「基本的には座れないものとして、自分でできる対策をしておこう」と思うようになりました。
他人が席を譲ってくれるかどうかは、私にはコントロールできません。でも、自分の荷物や靴、暑さ対策なら、自分で変えられます。働きながら妊娠生活を送るなら、この「自分で変えられるところを変える」という考え方は、結構大事なんじゃないかなと思います。
妊婦の電車通勤で、私がやっていた4つの対策
「席に座れないかもしれない」を前提にすると、次に考えたいのは、じゃあ、立つことになっても少しでもラクにするにはどうするか? ということ。私の場合、特に意識していたのは次の4つでした。
1.とにかく荷物を軽くする
まず、荷物はできる限り軽くする。 これは本当におすすめします。妊娠後期に近づいてくると、お腹そのものがどんどん重くなっていきます。そこに重い仕事用バッグまで追加すると、通勤だけでもかなり疲れます。
私は、「これは本当に今日持っていく必要がある?」と考えて、できるだけ荷物を減らすようにしていました。席を譲ってもらえるかどうかは分かりません。でも、バッグを500g軽くすることなら、自分でできます。
PCや仕事道具など、どうしても持たなければならないものはありますが、毎日のことだからこそ、少しの差が積み重なる。「念のため」で入れているものを一度全部見直してみるのもおすすめです。
2.夏の電車通勤はハンディファンを持っておく
そして、暑い時期にかなり助けられたのがハンディファン。私が使っているのは、Francfranc(フランフラン)の「フレ ハンディファン」です。
妊娠中って、ただでさえ暑く感じることがあるうえに、駅まで歩いて、ホームで電車を待って、混雑した車内に乗って……と、通勤中に暑さから逃げられない場面が結構あります。実際、私が電車で冷や汗やめまいが出てしんどくなった日も、暑い朝でした。
もちろん、ハンディファンがあれば体調不良を防げるという話ではありません。体調がおかしいときは、無理をせず電車を降りたり、休んだりすることが最優先。ただ、「暑い、ちょっと風がほしい」というときに、すぐ自分で風を作れるのは便利でした。
Francfrancのフレ ハンディファンは、持ち歩いて使えるだけでなく、付属のスタンドを使って卓上でも使えるタイプ。通勤中だけでなく、会社のデスクでも使えるので、私は夏の妊婦生活でかなり重宝しました。
デザインやカラーがかわいいのもFrancfrancらしくて、毎日バッグに入れて持ち歩きたくなるところも気に入っています。
Francfranc
Francfranc フレ スマートハンディファン
ずっとアンチハンディファンだった私が、妊娠後期の真夏に降参して買ったもの。汗をちゃんと冷やしてくれます。
- 首から下げられて手がふさがらない
- 付属スタンドで卓上ファンとしても使える
- デザインがかわいくて毎日持ち歩きたくなる
暑い時期に妊婦さんが電車通勤するなら、私は「自分でできる暑さ対策」のひとつとして持っておいてよかったです。
3.靴はできるだけフラットで歩きやすいものに
もう一つ大事だったのが靴。
妊娠中、私のふくらはぎは本当にパンパンになりました。ただでさえ体が重くなっているところに、電車で立ちっぱなし。さらに駅構内を歩いたり、階段を上ったり、会社まで移動したりします。
だから、仕事だからと無理してヒールを履くより、できるだけフラットで、安定して歩ける靴を選ぶ。 これはかなり大事だと思います。転倒予防という意味でも安心ですし、何より一日の終わりの足の疲れ方が違います。
「妊娠前と同じ通勤スタイル」にこだわらなくていい。体が変わっているんだから、服も靴も荷物も、今の自分に合わせて変えてしまっていいと思います。
4.パンパンになった足にはメディキュットも使っていました
そして、電車通勤をした日のもう一つの悩みが、足がパンパンになること。これ、本当にすごかったです(笑)。一日仕事をして、さらに電車で立って帰ってくると、「私のふくらはぎ、こんなだったっけ?」と思うくらいパンパン。
そんな日のケアとして、私はメディキュットも使っていました。
履くだけなので、疲れて帰ってきた日でも取り入れやすいのが個人的にはありがたいところ。妊娠中はただでさえ日々の生活で「やること」が増えるので、私はこういう頑張らなくても取り入れられるものにかなり助けられました。
MediQttO
メディキュット
一日仕事をして電車で立って帰ってきた日の、パンパンになったふくらはぎに。履くだけなので疲れていても続けられました。
- 履くだけでケアできる
- 疲れて帰った日でも取り入れやすい
- 妊娠中の使用は商品の注意事項を必ず確認
着圧製品を使うときは
妊娠中は体調や経過も人それぞれです。着圧製品も商品によって使用方法や注意事項が異なるため、妊娠中に使う場合は必ず商品の注意事項を確認し、不安がある場合や医師から指示を受けている場合などは、自己判断せず医師に相談してくださいね。
「誰かが譲ってくれる」ではなく、自分でできる準備を
妊婦になって電車に乗ってみて、私は初めて知りました。マタニティマークをつけていても、席を譲ってもらえるとは限りません。
私の場合、体感では10回に1回くらい。目の前で空いた席を取られてしまうこともあれば、優先席の前に立っていても誰も立たないこともありました。一方で、「気づかなくてごめんなさい」と声をかけて席を譲ってくださる、とても優しい人にも出会いました。
いろんな人がいます。だからこそ、「今日は誰かが譲ってくれるだろう」という前提で通勤するより、「今日は座れないかもしれない。じゃあ、自分の負担をどう減らそう?」と考えておくほうが、私は気持ちも体もラクでした。
荷物を少し軽くする。歩きやすいフラットな靴にする。暑い日はハンディファンを持っていく。帰ったらパンパンになった足をケアする。そして、もし席を譲ってもらえたら、その優しさをありがたく受け取る。
他人の行動は変えられなくても、自分の通勤環境は少しずつ変えられます。妊娠中も仕事を続けていると、会社に着く前の「通勤」だけで体力を使う日があります。
これから妊娠しながら電車通勤をする方には、ぜひ「座れる前提」ではなく、座れなくてもなるべく自分がしんどくならない通勤スタイルを作っておいてほしいなと思います。
そして私自身も、今回の経験を忘れずに。いつかまた自分が電車の席に座る側になったとき、目の前に困っている人がいたら、スマホからちょっと顔を上げられる人でいたいと思います。