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3Dプリンターを購入して、最初に迷ったのがフィラメント選び。
PLA、PETG、ABS、ASA……。調べれば調べるほど種類が出てくるし、同じPLAでもBasicやPLA+、Silkなど、いろいろなシリーズがあります。「結局、何を買えばいいの?」
——私自身、3Dプリンターを使い始めた当初は、素材の違いをそれほど理解していませんでした。
現在はCreality K2 Proを使って、収納用品や生活雑貨、猫用のステップなどを制作していますが、実はそのほとんどがPLA製。
今のところ、日常的なものづくりでは大きく困っていません。
一方で、透明感のあるインテリアを作りたくてPETGに挑戦し、見事に失敗した経験もあります(笑)。
今回は、私が実際に使っているフィラメントの紹介とあわせて、素材ごとの特徴や選び方、保管・湿気対策までまとめてみました。これから3Dプリンターを始める方はもちろん、今後の自分が素材選びに迷ったときにも見返せる記事にしたいと思います。
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Toggle3Dプリンターのフィラメントとは?種類と特徴を比較
フィラメントとは、3Dプリンターで立体物を作るための材料です。FDM方式の3Dプリンターでは、樹脂を熱で溶かし、少しずつ積み重ねて造形していきます。
フィラメントにはさまざまな素材があり、強度や耐熱性、柔軟性、仕上がりの質感などが異なります。たとえば、室内で使う収納用品と、屋外に置くパーツ、柔らかいスマホケースでは、求められる性能が違いますよね。そのため、フィラメントは作りたいものの用途に合わせて選ぶことが基本です。
初心者が知っておきたいフィラメントの種類一覧
まずは代表的な素材を比較してみましょう。
| 素材 | 主な特徴 | 向いている用途 | 印刷難易度の目安 |
|---|---|---|---|
| PLA | 扱いやすく、反りが比較的少ない | 雑貨・収納・模型・試作品 | 易しい |
| PETG | 粘りがあり、比較的耐水性・耐衝撃性に優れる | 実用品・機能部品 | 普通 |
| ABS | 耐熱性・耐衝撃性に優れる | 機械部品・ケース | 難しい |
| ASA | 耐候性・耐UV性に優れる | 屋外用品・外装パーツ | 難しい |
| TPU | ゴムのような柔軟性がある | ケース・滑り止め・クッション | やや難しい |
| PA(ナイロン) | 靭性・耐摩耗性に優れる | 機械部品・可動パーツ | 難しい |
| PC | 強度・耐熱性に優れる | 高負荷の機能部品 | 難しい |
※一般的な傾向です。実際の特性や印刷条件はメーカー・製品によって異なります。
なお、PETとPETGは名前が似ていますが、同じものではありません。PETGはPETを改質した素材で、家庭用3Dプリンター向けのフィラメントとして広く使われています。また、PLA-CFなどの「CF」はカーボン繊維入りを意味します。素材の種類そのものというより、ベースとなる樹脂に繊維を加えた複合材料で、摩耗しやすいため対応ノズルの確認が必要になります。
最初からすべて覚える必要はありませんが、素材によって用途が違うことだけは知っておくと安心です。
PLA・PETG・ABSは何が違う?
初心者が最初に比較することの多い3種類を、もう少し具体的に整理します。PLAは、室内で使う雑貨や試作品を作るのに扱いやすい素材。比較的反りにくく、初めての3Dプリントにも適しています。ただし、高温になる場所での使用には向いていません。
PETGはPLAより粘りがあり、実用品にも使いやすい素材です。一方、糸引きが発生することもあり、きれいに印刷するには条件調整が必要になる場合があります。
ABSは耐熱性や耐衝撃性を求める場面で使われますが、冷却時の収縮による反りや、印刷時の臭い・放出物への対策が必要です。適切な換気と、温度を管理できる造形環境が求められます。
私のように室内で使う生活雑貨や収納用品が中心なら、まずPLAから始めて、必要になったときに別の素材を検討する方法でも十分だと思っています。3Dプリンターそのものをこれから選ぶ方は、3Dプリンターって私にも使える?|買う前に知っておきたかった5つのこともあわせてどうぞ。
初心者にはPLAがおすすめ!私が使っている3種類
私が普段使っているのは、eSUN社のフィラメントです。
Amazonで購入できて、注文すると翌日〜翌々日には届くことが多く、同じような色の他メーカー品と比べても価格が比較的手頃。
これまでフィラメント自体が原因と思われる印刷トラブルもなく、仕上がりの質感にも満足しているので、今のところ積極的に他メーカーへ乗り換える理由がありません。
購入しているのは、PLA Basic・PLA+・PLA Silkの3種類です。
PLA Basic|一番よく使うのは白のフィラメント
私が一番多く使っているのは、白のPLA Basic。1kg巻きを購入しても、1か月以内に使い切ることが多いほどの定番です。これまでに制作したゴミ袋ストッカー、洗面トレイ、洗面台拡張パーツ、クイックル収納、猫用ステップなども、すべてPLAで作っています。
白はどんなインテリアにも合わせやすく、収納用品にも使いやすい色。価格も手頃なので、迷ったらとりあえず白を選んでおけば困ることが少ないと感じています。初めてフィラメントを購入するなら、私は白のPLA Basicをおすすめしたいです。
PLAフィラメント
猫ステップをはじめ、私が生活用品づくりで6〜8回リピートしているPLAフィラメント。扱いやすくて発色もきれいで、初心者でもプリントしやすいのがお気に入りの理由です。
- 扱いやすく、初心者でもプリントが安定しやすい
- 発色がきれいで仕上がりが良い
- 私が何度もリピートしている定番の一本
PLA+|可愛いカラーを選んでいたら自然と増えた
PLA+は、通常のPLAに改質を加えたシリーズで、eSUNでは耐衝撃性などを高めた製品として展開されています。とはいえ、私がPLA+を購入する理由は、性能面よりも色!フィラメントを探していて「この色可愛い!」と思った商品が、たまたまPLA+だったということが多いんです。
実際に使ってみても、PLA Basicとの印刷のしやすさに大きな違いは感じていません。収納用品やインテリアの配色にこだわりたい私にとっては、素材の性能だけでなく、カラーバリエーションも重要な選定基準です。
PLA Silk|光沢のあるシルバーでネイルツールBOXを制作
シルバーのアイテムを作りたくて購入したのが、PLA Silkです。PLA Silkは、通常のPLAより光沢のある仕上がりが特徴で、装飾品やディスプレイ用途が想定されています。私はネイルツール用のBOXを作る際に、PLA+のイエローとPLA Silkのシルバーを組み合わせました。
印刷のしやすさはほかのPLAシリーズと特に違いを感じませんでしたが、仕上がりはやっぱりSilkの方が光沢感があります。同じ作品でも、フィラメントの質感が違うだけで印象が変わるのが面白いところです。ただし、光沢のあるPLA Silkが通常PLAより必ず丈夫というわけではありません。強度が必要な部品では、見た目だけでなく製品の物性も確認するようにしたいですね。
PLA Basic・PLA+・PLA Silkの違いを比較
| 種類 | メーカーが想定する特徴 | 私が選ぶ理由 |
|---|---|---|
| PLA Basic | コストパフォーマンス・印刷のしやすさ | 白が定番。普段使いに便利 |
| PLA+ | 耐衝撃性などを改良 | 可愛いカラーが多い |
| PLA Silk | 光沢のある仕上がり | シルバーなどの質感重視 |
※メーカー公表の特徴と、私個人の使用感を分けて整理しています。私自身は3種類とも特に印刷の難しさを感じずに使えています。性能の違いを細かく比較して選ぶというより、まずは作りたいものがあって、それに合う色や質感を探している感覚に近いですね。
eSUN
eSUN PLA+
通常PLAに改質を加えたシリーズ。私が買う理由は性能より“色”!「この色可愛い!」と思った商品がPLA+だったことが多いです。印刷のしやすさはPLA Basicと大きく変わりません。
- 可愛いカラーバリエーションが豊富
- PLA Basicと同じ感覚で印刷できた
- 配色にこだわりたい人に
eSUN
eSUN PLA Silk(シルバー)
通常PLAより光沢のある仕上がりが特徴。ネイルツールBOXをPLA+イエロー×Silkシルバーで作りました。質感が違うだけで作品の印象がガラッと変わります。
- 光沢のある仕上がりで質感を出せる
- 装飾品・ディスプレイ向き
- ※必ずしも通常PLAより丈夫ではない点は確認を
フィラメント選びで重視していること
素材の種類を決めたら、次は実際に購入する商品選び。私がフィラメントを選ぶ際に重視しているのは、次のようなポイントです。
| 優先順位 | 選ぶときのポイント |
|---|---|
| 1 | 色が可愛いか |
| 2 | 作品の雰囲気に合うか |
| 3 | 価格 |
| 4 | 扱いやすさ |
| 5 | 失敗しにくさ |
| 6 | 強度 |
| 7 | 透明感 |
| 8 | マット感・質感 |
| 9 | Amazonですぐ買えるか |
もちろん用途に適した素材であることが大前提ですが、そのうえで何よりも大切にしているのが色とデザインです。
価格の目安は1kgあたり1,500〜2,000円
私が普段購入するフィラメントは、1kgあたり1,500〜2,000円程度が目安です。3Dプリンターを使っていると、フィラメントは思っている以上に消費します。特に白は使用頻度が高いので、価格も重要なポイント。
基本的には1kg巻きを購入していますが、特定の作品にしか使わないカラーなら、250gや500gなどの少量タイプを検討するのもよいと思います。1kgあたりの単価だけでなく、実際に使い切れるかどうかも考えて選びたいですね。
ネットの商品画像と実物の色は違うことがある
実は一度、ボルドー系の赤だと思ってフィラメントを購入したら、届いたのはオレンジ寄りの朱色だったことがあります。色を重視して購入しているだけに、これはちょっとがっかり……。ネットの商品画像だけでは、微妙な色の違いを判断するのが難しいんですよね。
布地屋さんにあるような、実物の素材を貼り付けた色見本帳があればいいのに!と思いました。そこで今後作ってみたいのが、自分用のフィラメント色見本チップです。購入したフィラメントで小さなチップを印刷し、色名やメーカー、素材を記録しておけば、次に作品を作るときにも便利そう。通常PLAとSilkのような質感の違いも実物で比較できますし、追加購入するときの参考にもなります。これは今回の記事を書きながら「絶対に作った方がいい!」と思ったもの。今後のものづくりの課題に追加します。
PETGに挑戦して失敗した話|透明感のある花瓶を作りたい!
これまでPLAでほとんど困っていなかった私ですが、どうしても挑戦したい素材があります。それがPETGです。
きっかけは、透明感のある花瓶やインテリアを作りたかったから。アクリル板で作られたインテリアって、可愛いじゃないですか。あのようなクリアカラーの風合いを3Dプリンターでも表現したくて、PETGを購入しました。ところが、これが全然うまくいかない(笑)。
PETGモードでもきれいに印刷できなかった
実際に試してみると、フィラメントが繊維のような状態で出てきたり、造形物がプレートから浮いたり、全体がぐにゃぐにゃになってしまったり。PETG用の印刷設定を使っても改善せず、現時点では満足できる作品を完成させられていません。
PETGは一般的にPLAと同じような感覚で印刷できる部分もありますが、温度や速度、冷却、ベッドへの定着条件などが異なります。また、フィラメントが吸湿していると、糸引きや押し出し不良などが発生する場合もあります。ただし、私の失敗原因が湿気だったと確認できたわけではありません。今後は印刷条件を見直しながら、再挑戦してみたいと思っています。
クリアPETGならアクリルのような透明感が出せる?
透明系のPETGには魅力がありますが、ひとつ注意したいのが、3Dプリント特有の積層跡です。透明なフィラメントを使えば、そのままアクリル板のような透明な作品が完成するわけではありません。積層の方向や壁の厚み、内部構造、印刷条件によって透明感が変わります。
また、花瓶として実際に水を入れる場合は、素材の耐水性だけでなく、積層部分からの水漏れにも注意が必要です。私が目指しているのは、アクリルのようなクリアカラーを活かした可愛いインテリア。まずは水を入れない装飾用の花瓶や小物から、少しずつ挑戦してみたいと思います。
PETG クリアカラー
私が実際に買ったkexcelledのクリアブルー/オレンジは販売終了だったため、似たクリアカラーのPETGを紹介します。私はまだ印刷を成功させられていないので、“おすすめ”ではなく“挑戦した素材”としての紹介です。
- 透明感のあるインテリアに挑戦したい人向け
- ※私はまだ印刷成功に至っていません
- PLAより温度・冷却などの条件調整が必要
フィラメントの保管方法と湿気対策|私は購入時の箱を再利用
フィラメントを調べていると、必ず出てくるのが湿気対策の話。フィラメントは素材によって程度が異なりますが、空気中の水分を吸収します。吸湿した状態で印刷すると、造形品質に影響する場合があります。
とはいえ、私は今のところ専用のフィラメントドライヤーを持っていません。保管方法もそれほど特別なことはしていないので、まずは実際にどう管理しているのか紹介します。
購入時の段ボール箱に乾燥剤を入れて保管
私が使っているフィラメントは、購入時に段ボール箱に入っています。この箱、実は結構便利なんです。小窓が付いていて外からフィラメントの色を確認できますし、積み重ねても崩れにくいので、そのまま収納に利用しています。
購入時に付属している乾燥剤も捨てず、100均で購入した乾燥剤を追加。使い切ったフィラメントに付属していた乾燥剤も再利用しているので、現在は1ロールにつき2〜3個ほど入っています。
ただし、段ボール箱は密閉容器ではありません。乾燥剤を入れていても外気の湿気は入るため、この方法で十分な防湿性能が得られるとは限りません。乾燥剤も吸湿能力が落ちるので、再利用する場合は交換や再生のタイミングを確認する必要があります。私は現状この方法で困っていませんが、長期間保管する素材や湿気に弱い素材では、密閉袋やドライボックスを使う方が安心です。
K2 ProのCFSには4色をセットしたまま保管
Creality K2 Proでは、CFSに4色のフィラメントをセットできます。私は基本的に4色ともセットしたままにしていて、CFS内にも乾燥剤を多めに入れています。CFSには湿度状態を確認する機能もあり、湿度が高くなった場合は乾燥剤の交換を検討できます。
部屋の湿度は普段50〜60%程度。これまで湿気が原因だとはっきり分かるトラブルは経験していません。ただし、CFSは乾燥剤を利用して湿気の影響を抑える保管設備であり、吸湿したフィラメントを加熱して乾燥させる専用ドライヤーとは役割が異なります。
フィラメントが湿気を吸うとどうなる?
湿気によるトラブルとして、一般的には次のような症状が挙げられます。
| 症状 | 考えられる影響 |
|---|---|
| 糸引きが増える | 余分な樹脂が糸状に残る |
| 印刷中にパチパチ音がする | 水分が加熱されている可能性 |
| 表面が荒れる | 気泡や押し出しの乱れ |
| 押し出しが不安定になる | 造形品質の低下 |
| 以前より印刷が失敗しやすい | 吸湿が原因の可能性もある |
※これらの症状は湿気以外の原因でも発生します。
私も一度、フィラメントが詰まったようになり、うまく押し出せなくなったことがあります。ただ、そのときは押し出しを何度か繰り返したら解消しました。原因が湿気だったかどうかは分からないので、明確な湿気トラブルとしてはカウントしていません。不調が出たときは、湿気だけでなくノズルの状態や印刷設定なども確認する必要がありますね。
フィラメントの保管方法を比較
では、実際にフィラメントを保管するにはどのような方法があるのでしょうか。
| 保管方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 購入時の箱+乾燥剤 | 整理しやすいが密閉できない | 短期間で使い切る人 |
| 密閉袋+乾燥剤 | 比較的低コストで防湿できる | 手軽に対策したい人 |
| 真空保存袋+乾燥剤 | 空気を抜いて省スペースで保管できる | 長期間保管する人 |
| 密閉ケース+乾燥剤 | 複数のロールをまとめて管理できる | フィラメントが増えてきた人 |
| ドライボックス | 湿度計付きなど管理しやすい製品もある | 吸湿しやすい素材を扱う人 |
| フィラメントドライヤー | 加熱によって吸湿したフィラメントを乾燥させる | 湿気トラブルを改善したい人 |
フィラメントメーカーのPrusaでも、乾燥剤を入れた密閉容器での保管が推奨されています。特にナイロンなどの吸湿しやすい素材では、保管環境への配慮が重要です。個人的には、今の段ボール収納の扱いやすさが気に入っているので、もし見直すなら、箱ごと入れられる密閉ケースなどを検討したいところ。フィラメントが増えてきたら、収納と防湿をまとめて改善するのもよさそうです。
フィラメントの保管と乾燥は別物
今回調べていて、私自身も整理しておきたいと思ったのがこの違いです。
保管と乾燥は役割が違う
保管・防湿=乾いたフィラメントを湿気から守る対策(密閉袋・乾燥剤・ドライボックスなど)。
乾燥=すでに吸収してしまった水分を取り除く対策(フィラメントドライヤーなど)。
乾燥剤を入れた箱に戻しておくだけで、吸湿したフィラメントが必ず元どおりになるわけではありません。また、乾燥するときは素材や製品ごとに指定された温度・時間を守ることが大切です。高温にしすぎると、フィラメント自体が変形してしまうおそれがあります。家庭用オーブンなどによる自己流の加熱は温度管理が難しいため、専用機器の使用を検討したいところです。
今の私は専用ドライヤーの必要性を感じていませんが、今後PETGを本格的に使い始めたり、吸湿によるトラブルが増えたりしたら、購入を検討したいと思っています。
余ったフィラメントを無駄なく使い切る工夫
フィラメントの保管で、もうひとつ悩ましいのが中途半端に残ったロール。特定の作品を作るために買ったカラーは、完成後にしばらく出番がなくなることもあります。私の場合は、こうした余りフィラメントを、色を気にしなくていい収納用品などに積極的に使っています。
引き出しの仕切りなど、見えない部分に使う
例えば、引き出しの中に設置する仕切り。普段は外から見えない場所なので、必ずしも同じ色で統一する必要はありません。私は余ったフィラメントを使い切りながら、こうした実用品を作っています。
フィラメントは1kg巻きの方が単価を抑えられることも多いので、私のように余りを別の作品へ活用できるなら、1kg巻きを購入する方法も合理的だと思います。こうした「暮らしに使う実用品づくり」の例は、3Dプリンターで猫ステップは自作できる!「作る暮らし」の楽しさでも紹介しています。
K2 Proならフィラメント切れから別の色へ切り替えられる
私が普段やっているのは、CFSにあらかじめ別のフィラメントをセットしておく方法です。印刷中にフィラメントがなくなると停止するので、隣のスロットにセットしておいた別のロールへ切り替えるボタンを押し、そのまま印刷を再開しています。もちろん、停止してから手動で別のロールをセットしても大丈夫。
途中から色が変わっても問題ない作品であれば、微妙に残ったフィラメントも最後まで使い切れます。ただし、素材が違うと適切な印刷温度なども変わるため、基本的には同じ素材・近い印刷条件のフィラメント同士で行うのが安心です。こういう使い方ができるのも、多色対応プリンターを使っていて便利だなと感じるところですね。
まとめ|初心者はまずPLAで好きなものを作ってみよう
フィラメントにはさまざまな種類があり、それぞれ強度や耐熱性、柔軟性、質感などに違いがあります。作りたいものの用途に合わせて素材を選ぶことは大切ですが、私のように家庭用の収納用品や生活雑貨を中心に作るのであれば、まずはPLAから始めてみるのがおすすめです。実際、これまで作ってきた生活用品のほとんどがPLA製ですが、今のところ大きく困っていません。
そして、フィラメント選びの楽しさは性能だけではないと思っています。可愛い色を選んだり、Silkの光沢感を活かしたり、複数の色を組み合わせたり。自分の好きな色や質感で、暮らしの中に置くものを作れるのは、3Dプリンターならではの魅力です。
私と同じK2 Proを購入するなら、まずは白のPLA Basicを1本。それに好きな色を2〜3色追加すると、最初からいろいろなデザインを楽しめると思います。一方で、PETGを使った透明感のあるインテリアづくりは、私にとってまだ攻略できていない領域。今後も試行錯誤しながら挑戦していきたいところです。
全部の素材を最初から覚える必要はありません。まずはPLAで好きなものを作ってみて、そこから「もっと丈夫にしたい」「屋外でも使いたい」「透明感を出したい」と思ったときに、新しい素材に挑戦してみる。そんなふうに、作りたいものに合わせて少しずつ知識を増やしていけばいいのかなと思っています。
なお、自分でモデリングを始めたい方はFusion360初心者が最初につまずいた5つのポイント、本体以外の道具については3Dプリンターに必要な工具って?初心者が本当に買ってよかったものもあわせてどうぞ。